2014年12月12日金曜日

3事業所合同勉強会

11月8日(土) 今年もらいふと同じくヘルパー支援を行っている大府市の「そら」さん、刈谷市の「くるくる」さんと合同で毎年恒例の勉強会を行いました。
 この勉強会開催にあたって、ご利用者の皆様にはご利用を制限させていただき、ご協力ありがとうございました。

 勉強会は例年よりも開始時間を早めてのスタートでしたが、合計で45名の支援者が集まりました。今年は、NPO法人知多地域成年後見センターの今井友乃さんを講師にお招きして、「誰にでも起こりうる。虐待について」というタイトルで講演していただきました。

 内容としては、まず虐待の種類について具体的なケースを紹介していただきながら、分かりやすく説明していただきました。虐待には必ずそこに至るまでの理由がある。原因を分析して今後同じことが起こらないようにどう支援していくのかが大切だということを教えていただきました。また、福祉の支援者の陥りやすいこととして、よかれと思って行っている支援が、ご利用者にとっては虐待になるかもしれないというお話がありました。支援者の想いが強すぎるがゆえに、目の前の利用者さんのニーズから外れてしまうケースもあるので、想いは大切ですが、自分勝手な想いではなく、あくまでご利用者本人の想いを大切にして支援することの重要性をあらためて考えさせられました。

 講演後には、5~6名のグループに別れ、事例を元に虐待と思われる部分とその理由を一人ひとりが拾い出し、どうしたら虐待にならずに支援できるかをグループ内で話し合いました。最後にグループごとに発表をしていただき、一つのグループでは見えてこない視点で、支援の考え方をみんなで共有できました。

 勉強会後、今年は新しい試みとして、レストランへ場所を移して、支援者交流のための食事会を行いました!せっかく3事業所集まれる機会なので、もっとゆっくり交流したいという担当スタッフの声から実現することになりました。勉強会の時間だけではゆっくりお話できる時間もなかったので、仕事の話だけではなくプライベートなお話も含めて楽しく有意義な時間になりました。

 今後もこのような事業所の枠を超えた繋がりを大切にしながら、地域で働く支援者としてお互いに励まし合いながら、頑張っていきたいです。