「自閉症の方への支援」についてという、少しざっくりしているテーマですが、今回は実際にらいふで行っている支援に照らし合わせた内容となりました。日頃、スタッフがサポーターさんやヘルパーさんとゆっくり話す時間がない中で伝え切れなかったことを、1時間という短い時間でしたが、講師の鈴木小浪さんにしっかりお話していただきました。
前半は「自閉症についての基礎知識」の説明があり、自閉症がどのような障がいであるかについて理解し、共感し、その特性をどう支援に役立てるかを説明していただきました。
後半は、事前にサポーターさん・ヘルパーさんから聞いていた「支援中に困ったこと・疑問に思ったこと」をもとに、その場面でどのように対応すべきか、たくさんのアドバイスをいただきました。
講師の鈴木さんは、らいふやその他の施設等で自閉症支援についてのアドバイザーをしていらっしゃる方なのですが、「私は指導しているのではなく、一緒に考える人です」とご自分のお仕事について説明してくださいました。そのお言葉通り、今回の勉強会はらいふという同じ環境で、共通のご利用者を支援しているヘルパーさん・サポーターさん、スタッフ、鈴木さんという仲間で、「一緒に自分たちの支援を考える時間」になったのではないかと思います。勉強会終了後の感想・質問用紙には、普段の支援についての質問がたくさん書かれており、勉強会を通じて、ただ知識を得ただけでなく、みんなでよい支援をすることへの意欲が高まったように感じました。